2011年3月11日 東北を襲った地震で福島原発に事故が起こり、放射性物質によって国土が広く汚染されてしまいました。子供たちをその汚染から守るための情報を集めてみました。
放射能汚染だけでなく、不安を煽るようなデマ情報からも子供をまもりたいというスタンスです。
以前書いた、セシウム排出にペクチンは効果あるのか?という記事に
佐賀大の井上勝利先生から以下の投稿をいただきました。
(先生ご本人でしょうか?ありがとうございます)
ペクチンを多く含むミカンジュースカスなどを用いた重金属等の有害物質の除去を研究している者です。
セシウムの除去についても研究しましたが、残念ながらミカンのペクチンにはセシウムの除去機能はありません。他の植物ペクチンも同じでしょう。ただしストロンチウムの吸着・除去能力はあります。セシウムに対しては茶葉、渋柿に含まれているポリフェノールが効果的です(2012年5月18日、日刊工業新聞にて報道)。
ネットで「放射能の影響を減らすのに1日2杯の味噌汁が効く」という噂が流れていますね。ネタ元は長崎の医師、秋月辰一郎氏の体験のようですね。
放射性ヨウ素の内部被曝を避けるために、ヨウ素剤の服用ができればいいのですが、これは事故が起きた直後に服用しないと意味がありません。
ですから、有効的に使おうとすると、事前に持っていなければなりません。しかし、入手するには、医師の処方箋が必要です。それゆえ、いざというときのために備蓄しているご家庭はごく少数でしょう。
日本でも20年以上前に、自然食愛好家を中心に市場が生まれましたので、スピルリナの健康に及ぼす作用の研究は、ずいぶんされてきました。ネットで探すとかなりたくさんの研究をみつけることができます。
たとえば以下のような研究があります。
放射能汚染食品によって体内に蓄積されたセシウムを排出するものとして一躍有名になったのがペクチンです。
ペクチン (Pectin) とは、植物の細胞壁や中葉に含まれる複合多糖類で、食品業界では増粘安定剤(増粘多糖類)として使われています。酸性の食品にも使えますので、ジャム・ゼリーなどのゲル化剤や、ヨーグルト飲料などの乳タンパク安定剤として使用されます。ジャムやゼリーのプリプリした食感は、ペクチン由来のものです。
鳥取県東伯郡三朝町にある三朝温泉(みささおんせん)は、ラジウム温泉・ラドン温泉で有名な温泉地です。
放射性物質であるラドンは、ラジウムがアルファ崩壊してできます。ラドン温泉とは、ラドン222の濃度が74 Bq/L以上のもの、ラジウム温泉はラジウムが100 ng/L以上含まれる温泉を指します。