セシウムは葉にたくさん付着しています。
それが花粉に移行するわけですが、
セシウムの移行の仕方は、
常緑樹と落葉樹では違ってきます。
落葉樹ならば、秋に葉が落ちるので、
それが舞い上がって、花粉に付着する確率は
かなり小さくなりますので、
健康へのほとんど影響ないと思われます。
しかし杉は常緑樹です。
葉が生え替わるのに4年くらいかかりますので、
4年間はかなりセシウムのがくっついた花粉が
飛んでくると思われます。
農水省はスギ花粉の健康被害をどのように
予測しているのでしょうか?
花粉に付着しているセシウム量を
これまでの測定で最高値=25万Bq/kg
(浪江町小丸:空間線量率40μSv/h)
に設定しています。
また、花粉の飛散量に関しては、
2003~2011年の月別平均の過去最大値=)2,207個/m3
(2008年3月の群馬県林木育種場)
と、最悪のケースをもとに予測を立てています。
これをもとに被曝量を計算して次のように予測しています。
2~5月の内部被曝累計線量=0.553μSV
1時間の被曝量0.000192=μSV
白血球を一時的に減少させるのは
25万μSVなのだそうで、
想定した最悪のケースであっても、
急性被曝で影響が出る量に達することは、
まず考えられないようです。
また、花粉はその大半が鼻粘膜に付着して、
気管支や肺へはほとんど到達しません。
だから肺にまで移行して
蓄積してしまう危険性は皆無に近いようです。
単位あたりの被曝量は、他のものとの足し算で
けいさんしなければいけませんが、
この程度だと大丈夫なのではないでしょうか?
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