食品購入のときに放射能が簡易に計れると良いんですけれども、
数万円台の線量計では表面汚染さえ正確に計ることはできません。
そんな消費者の困惑を改善してくれる商品が近々、発売されるようです。
それは、京都大と放射線医学総合研究所と帝人化成のチームが開発した
「シンチレックス」という商品です。
京都大学原子炉実験所の中村秀仁助教授は、
測定した放射線量に応じて様々な程度の蛍光を発する素材の開発に、
5年を費やしたと語っています。
原材料は、ペットボトルなどに使われる安価なPETです。
PETを使った検査装置は従来の線量計でも使われていましたが、高価でした。
中村助教授らの開発したシンチレックスは、
従来の製品よりも1/10程度のコストに抑えられるそうです。
一般向けの商品として、9月には1万円を切る板状の商品が出るようです。
放射線量を数値化して量るものではなく、上の写真のように
放射線が出ていると青白く発光して知らせてくれる商品のようです。
これだと食品を買うときに、
シンチレックスをかざすだけで、放射能汚染されているかどうかがわかります。
線量計操作の知識がない人や子供なら、これだけでも充分じゃないでしょうか?
性能は従来品と同程度かそれ以上で、
アルファ線、ベータ線、ガンマ線に対応できるようです。
9月には第一世代の商品が出されるそうで、期待したいところです。
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