子どもを放射能汚染食品から守る

放射能汚染米を避ける方法

稲の根から吸収された放射性物質の大半は、籾殻や茎・葉などに蓄積されますので、
お米となった時点でかなり減っています。
さらに胚芽や玄米の外皮の部分に溜まりやすいので、
精米して白米にすれば、さらに減ります。
これに炊飯前の研ぎ洗いでも減りますから、市場に出回っているものなら、
ほとんど問題ないレベルにまで放射性物質が減る可能性はあります。

たべたご飯に含まれている放射性物質がすべて吸収されるわけではないですし。

信頼できるお米の入手方法

とはいうものの、できるだけ汚染されていないお米を入手したいですね。
そのためには信頼できるところから購入したいです。
そのためにはどうすればいいか、少し考えてみました。

これを書いているのは平成23年の8月ですが、
今の時点で売られているのはほとんどが22年度産なので、
福島県産のものであっても、おそらく大丈夫です。

心配なのは今年できたお米です。
汚染米と汚染されていないものを混ぜて汚染度を減らし、
それから売る業者が増えそうです。

そういうあくどいことをする業者は、末端の小売店・卸業者・農協と、
いろいろ考えられます。
そういうお米の購入を避けるには、どうすればいいでしょうか?

信頼できそうな自然食品のお店と契約すること

通販・宅配を全国展開しているようなお店では、
放射線検査をしているところがあります。

生産者名が書かれている、オーガニック米を買うこと

自然農法にこだわっている生産者は製品に自信を持って売っているので、
汚染米である可能性はひくいでしょう。

信頼のおける米屋さんを探すこと

オーガニック米、低農薬米などに力を入れているお米屋さんなら、
信頼できる可能性があります(ウチの近くにそういうお店があります)。
スーパーと違って、そういうお店は信頼第一なので、
良いお米を頑張って仕入れてくれるかもしれません。
スーパーではけっこういい加減なものが売っている可能性が高いですが、
信頼できる米穀店なら、汚染米である可能性は減ります。

23年夏現在でできること

上に書いたように、心配なのは今年に収穫されたお米です。
福島近辺で収穫された汚染米を混ぜた米がかならず出回ると思います。

そこで対処法なのですが、
22年度産の古米を備蓄しておくと何ヶ月かは安心して、
お米を食べられます。

備蓄上の注意点はカビと酸化と思われます。
そのためには、真空パックの玄米を買うことです。
精米してあるものは酸化しやすいので注意してください。
真空パックしていない白米の消費期限は1ヶ月、せいぜい2ヶ月弱でしょう。
真空パックされた玄米は1年くらい持つと思います。

玄米を精米するには、近所のお米屋さんに頼む手もあるんですが、
2~3万くらいの家庭用精米器を買っておくことをお勧めします。

備蓄米がなくなって、汚染米の混じったものを食べざるをえなくなっても、
精米すれば放射性物質を減らせます。

お米を研ぐときに

放射性物質は、お米の外側に集まりやすいので、
できるだけしっかり研ぎましょう。
これだけで、相当量の放射性物質を食べるのを減らせます。

 

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