子どもを放射能汚染食品から守る

総被曝量のウソと計算法

テレビのコメンテーターが
「水道水の汚染値は××ベクレルですが、この値は問題ありません。
人工放射線を浴びても健康を害さないとされている年間被曝量である
1mSVに達するには、○○リットルも毎日飲まないといけないのですが、
そんなことは不可能です。」

というふうな解説していることがありますが、これは間違いです。

本当は1mSVを越える被曝をすることになるのに、
それが知られると問題なので、視聴者を安心させるために
ウソをついているのでしょうか?

法定値の1mSVというのは人工放射線(原発事故+医療上の検査)による
外部被曝と内部被曝を足した値です。

総被曝量の簡易計算法

外部被曝と内部被曝を足し算する必要があるんですが、
原発事故でいろんな核種が放出されていますので、
厳密な計算は結構ややこしいです。
簡易的には以下のようになります。

外部被曝による総被曝量=ヨウ素+セシウム+ストロンチウム+その他の核種
呼吸由来の総内部被曝量=ヨウ素+セシウム+ストロンチウム+その他の核種
飲食物由来の総内部被曝量=ヨウ素+セシウム+ストロンチウム+その他の核種
医療被曝量=X線・CTなどによるもの

総被曝量を求めるには、これをすべて足す必要があります。

総被曝量=外部被曝による総被曝量+呼吸由来の総内部被曝量+飲食物由来の総内部被曝量+医療被曝量

これが1mSVを下回らないといけないんですね。

それを、
「水道水の汚染××ベクレルを、毎日一年間2L飲み続けても、
安全基準の1mSVよりはるかに小さい値」
なんてのは意図的にウソをついているとしか思えないですね。

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