2011年3月11日 東北を襲った地震で福島原発に事故が起こり、放射性物質によって国土が広く汚染されてしまいました。子供たちをその汚染から守るための情報を集めてみました。
放射能汚染だけでなく、不安を煽るようなデマ情報からも子供をまもりたいというスタンスです。
福島第一原発の事故で
福島県産のお米を買う人はぐっと減ってしまいましたね。
福島県の隣接県のお米も不評です。
お米を買ったときに袋をみると、
産地として都道府県が表示されています。
これは法律で義務づけられているからです。
しかし、都道府県下のどの《地域》で作られたかまでの
表示義務はありません。
だから意識の高いお米の販売店で売られている、
生産者表示のあるようなお米を除けば、
《地域》表示を見かけることはまずありません。
お米が放射性セシウムに含まれる量は、
同じ県下であってもずいぶんばらつきがあります。
稲の作付けに関してですが、農林水産省は2012年2月28日、
お米に含まれる放射性セシウムが500 Bq/kgを超過した《地域》では、
作付制限を行いました。
また、100 Bq/kg超から500 Bq/kg以下は事前出荷制限区域とし、
「全量全袋検査」を義務けました。
500 Bq/kg以上は出荷禁止です。
とはいうものの、消費者心理としたら、
「国の対策に関係なく、福島県産の米は買いたくない」でしょう。
そのため福島県ではさらに、出荷制限対象地域に限定せず、
風評被害等払拭のため、販売する米だけではなく、
自宅で食べる米や親戚等に譲渡する米も対象とした
全量全袋検査を実施いたします。
消費者としたら、それでも不安だと思います。
問題は「どれだけ放射性物質が含まれているか分からない」からです。
全量全袋検査をするのであれば、余分にコストがかかっても、
各々の袋にベクレル表示をする方が、
消費者の購入意識の壁を低くできると思います。